暖かくなる今の季節は、車の汚れが気になる時期でもあります。花粉や黄砂が飛んできて、車が汚くなってしまっていませんか?
黄砂や花粉が多い季節の車の注意点
黄砂や花粉は、車にとっても悪影響を及ぼします。
車のボディ
- ・ 黄砂や花粉は、車のボディに付着すると、塗装を傷つけたり、サビの原因になったりします。
- ・ 特に、黄砂は硬い粒子でできているため、そのまま洗車機にかけるのは避けた方がいいでしょう。黄砂が付いたまま洗車機にかけてしまうと、汚れ具合によっては車体に傷をつけてしまう可能性があります。
- ・ 花粉・黄砂、砂埃など放っておくと、見た目が汚くなるだけでなく、車の劣化やサビ、傷にも繋がります。
エンジン
- ・ 黄砂や花粉は、エンジン内部に侵入すると、エアコンフィルターやエアクリーナーが目詰まりしてしまうことがあります。
ガラス
- ・ 花粉や黄砂が車のワイパーに付着した状態でガラスを拭くと、ガラスに傷がつく可能性があります。花粉や黄砂は硬い粒子でできているため、ワイパーゴムで擦り取ると、ガラス表面を研磨してしまうことになります。特に、乾燥した状態でワイパーを使用すると、傷がつきやすくなります。
その他
- ・ 黄砂や花粉は、視界を悪化させ、事故のリスクを高めます。
- ・ 黄砂は静電気によって付着しやすい性質があります。乾燥しているダッシュボードなど、静電気で黄砂などが付着しやすい場所は、水分をよく絞ったタオルなどで拭いてください。
花粉や黄砂が付着した車の洗車について
洗車の手順
- 1. 車体に付着した花粉や黄砂を水で洗い流す
最初に、車体に付着した花粉や黄砂を水で洗い流します。高圧洗浄機を使用する場合は、水圧を弱めにして、車体に近づけすぎないように注意しましょう。 - 2. 洗車用シャンプーで洗う
洗車用シャンプーをしっかり泡立ててやさしく洗います。洗剤は、車種に合ったものを選びましょう。 - 3. 水でしっかりと洗い流す
洗剤を十分に洗い流します。水が残っていると、水滴跡が残ってしまうので、しっかりと洗い流しましょう。 - 4. マイクロファイバークロスで拭き上げる
車体に水分が残らないように、マイクロファイバークロスで拭き上げます。自然乾燥にすると、砂埃は取れても今度は水垢がついてしまいます。
洗車時の注意点
- ・ 擦り洗いは厳禁
花粉や黄砂は硬い粒子なので、擦り洗いすると塗装を傷つけてしまう可能性があります。必ずスポンジやマイクロファイバークロスを使って優しく洗いましょう。 - ・ 乾燥した状態で洗車しない
乾燥した状態で洗車すると、洗剤が固まってしまい、塗装を傷つけてしまう可能性があります。必ず水で濡らしてから洗車しましょう。
洗車時の天気にも注意
洗車におすすめの天候は、風のない曇りの日です。曇りの日は、気温が適度に低く、湿度も高いため、洗剤が乾きにくく、水滴も残りづらいので、洗車に最適です。
晴れた日は、気温が高く洗剤がすぐに乾いてシミになったり、水滴が残って拭き跡ができたりします。また、直射日光が当たると洗剤が劣化したり、車体が傷んだりする可能性もあります。
雨の日は、洗剤が雨水で流されてしまい、汚れが落ちにくくなります。また、濡れた車体に洗剤をかけると、泡立ちが悪くなったりムラになったりします。
強風の日は、風が砂埃や花粉、黄砂が空気中に舞っているため、すぐに車に付着してしまいます。洗車をする場合は、風がない日、弱い日を選びましょう。
黄砂や花粉が多い季節は、人にも車にも辛い季節です。こまめにケアし、安全運転を心掛けましょう。